【大企業からスタートアップ】ストックオプションについて解説!

ストックオプションについて解説 転職で知っておきたいこと
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私は、30代中盤で妻・子供もいる中で、地方の大企業→東京のスタートアップ→地方のスタートアップへの転職を経験。本業では、新卒から一貫して人事をしています。

スタートアップへの転職を考えている方や、現在働いている方にとって、ストックオプションは気になるトピックの一つではないでしょうか。

大企業だと部長や役員以外の方にはあまり馴染みがないこの仕組みですが、スタートアップの報酬制度として非常に重要な役割を果たします。

悩める大企業社員
悩める大企業社員

ストックオプションってよく聞くけど、実際にはどんな制度なんだろう?

人生の旅人
人生の旅人

今回は、ストックオプションの基礎から種類、もらえる条件、そしてその可能性について解説します。スタートアップ特有のこの仕組みを理解し、キャリア選択や資産形成に役立ててください!

※ 今回の記事は、わかりやすさを優先するため、一部簡略化している部分もあります。また、特に企業によって制度は大きく異なる場合が多いため、あくまで基礎編として読んでいただき、詳細の情報はより専門的な記事や書籍、ご自身が興味がある企業の採用担当者に確認することをオススメします。

この記事でお伝えしたいこと
    • 企業が従業員に対して一定の条件で自社株を購入できる権利を付与する制度
    • スタートアップでは給与が大企業に比べて低めに設定されることが多いですが、ストックオプションによって将来的に大きなリターンを得られる可能性あり
    • スタートアップ特有の魅力的な報酬制度であり、大きなリターンを得られる可能性がある一方で、同時にリスクも伴うため、企業の成長性や制度の仕組みを正しく理解し、自分のキャリア戦略に合った判断をすることが重要

    ストックオプションとは?

    ストックオプションとは、企業が従業員に対して一定の条件で自社株を購入できる権利を付与する制度のことです。

    通常、特定の価格(「行使価格」)で株式を購入できる権利が与えられ、一定期間が経過した後にこの権利を行使することで実際に株式を購入することができます

    これにより、会社の成長とともに株式の価値が上がれば、その差額が利益となります。

    ストックオプションが注目される理由

    スタートアップでは給与が大企業に比べて低めに設定されることが多いですが、ストックオプションによって将来的に大きなリターンを得られる可能性があります

    特に、企業が上場IPOしたり、M&A(買収)で大きく成長した場合には、その価値が飛躍的に高まることがあります。

    例えば、スタートアップで初期に与えられたストックオプションが、数年後に数千万円から数億円の価値になるケースもあります。

    ストックオプションの種類

    ストックオプションにはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を理解しておきましょう。

    税制適格ストックオプション

    税制優遇を受けられるストックオプションです。

    行使時に課税されず、株式を売却した際の利益が譲渡所得として扱われます。譲渡所得の税率は比較的低いため、従業員にとって有利な制度と言えます。

    • メリット:税負担が軽い
    • デメリット:条件が厳しい(企業規模や対象者が制限される)

    非適格ストックオプション

    税制優遇を受けないストックオプションです。

    行使時に所得税が課税されるため、税負担が重くなりますが、発行の自由度が高いのが特徴です。

    • メリット:柔軟に発行可能
    • デメリット:課税負担が大きい

    株式報酬型ストックオプション

    株式そのものを報酬として与える形式です。

    行使価格が0円に設定されることが多く、報酬としてのインパクトが大きいです。

    • メリット:初期コストがゼロ
    • デメリット:会社にとって株式の希薄化が進む

    ストックオプションは誰がどういう場合にもらえる?

    誰がもらえる?

    ストックオプションは、主にスタートアップの創業メンバーや初期にジョインした社員に付与されることが一般的です。

    また、外部から経営層や専門職を採用する際のインセンティブとしても使われます。

    もらえる条件

    ストックオプションが付与される条件は企業によって異なりますが、以下のようなポイントが一般的です:

    1. 役職や貢献度:役員やリーダー層、専門性の高い職種の人材に多く付与されることが多いです。
    2. 入社時期:創業初期のメンバーほど高い割合で付与される傾向があります。
    3. ベスティング期間:ストックオプションの権利が確定するまでの期間(例:4年間)を定めている場合が多いです。これにより、長期的なコミットメントが求められます。

    ストックオプションでどれくらいの資産が築ける?

    現実的な期待値

    ストックオプションの価値は、企業の成長に大きく依存します。

    成功したスタートアップでは、従業員が数千万円から数億円の資産を築くことも珍しくありません。

    一方で、会社が成長しなかった場合、ストックオプションの価値がゼロになるリスクもあります

    実例

    • ケース1:上場成功
      A社の初期メンバーとして入社した従業員が、ストックオプションを行使。上場後、株価が急騰し、付与されたストックオプションの価値が1億円を超えた。
    • ケース2:未上場のままM&A
      B社が大手企業に買収され、従業員が保有するストックオプションが換金可能に。結果として、数千万円の利益を得た。
    • ケース3:事業失敗
      C社に初期ジョインした従業員がストックオプションを付与されるも、事業が軌道に乗らずに廃業。結果としてストックオプションの価値はゼロ。

    ストックオプションを活用するためのポイント

    ストックオプションの価値を最大化するためには、以下のポイントを意識しましょう。

    企業の成長性を見極める

    ストックオプションの価値は、企業の成長に依存します。

    市場の成長性や事業モデルの強みを理解した上で判断することが重要です。

    税制の仕組みを理解する

    税負担がどのタイミングで発生するのかを理解し、適切なタイミングで行使・売却することが求められます。税制優遇の条件を満たすかどうかも確認しておきましょう。

    企業によって、配布基準等異なるケースがあるので、自分で理解が難しい場合は、企業の採用担当者、聞きづらい場合は、転職エージェントに聞いて理解を深めましょう。

    リスクを理解する

    ストックオプションには、価値がゼロになるリスクもあります

    報酬の一部として考える際には、リスク分散のための資産運用や副業の検討も有効です。

    まとめ

    ストックオプションは、スタートアップ特有の魅力的な報酬制度であり、大きなリターンを得られる可能性を秘めています。

    しかし、同時にリスクも伴うため、企業の成長性や制度の仕組みを正しく理解し、自分のキャリア戦略に合った判断をすることが重要です。

    スタートアップへの転職を考えている方は、ぜひストックオプションについてしっかりと理解した上で、最大限に活用してください!

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