スタートアップ企業の探し方|自分に合った企業を見つけるためのポイント

スタートアップ企業の探し方 転職で知っておきたいこと
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こんにちは!人生の旅人です。

私は、30代中盤で妻・子供もいる中で、地方の大企業→東京のスタートアップ→地方のスタートアップへの転職を経験。本業では、新卒から一貫して人事をしています。

スタートアップ企業への転職は、独自のスピード感や成長機会を求める多くの人にとって魅力的な選択肢です。

しかし、スタートアップ企業は業界やビジネスモデルも多種多様で、探し方を誤るとミスマッチにつながる可能性もあります。

悩める大企業社員
悩める大企業社員

自分に合ったスタートアップ企業はどうやって探せばいいんだろう…?

人生の旅人
人生の旅人

本記事では、自分のキャリアや転職の目的に適したスタートアップ企業の探し方について解説します。

今回の記事でお伝えしたいこと
  • スタートアップを探す前に、まずは自分自身のキャリア・転職の目的を明確にして、企業を探す軸を決める
  • 実際にスタートアップ企業を探す際は、以下を活用する
    • 雑誌やウェブサイト
    • LinkedinやウォンテッドリーといったビジネスSNS
    • 転職エージェント、サイト
  • 大企業社員がスタートアップを探す際は、特に転職エージェントやサイトを活用することがおすすめ

そもそもスタートアップ企業とは?

スタートアップ企業とは、革新的なアイデアで事業展開し、創業から数年程度で急成長する企業のことです 法律などにおける明確な定義付けはなく、アメリカのシリコンバレーで生まれた言葉とされています。

スタートアップ企業は大きなリターンを得られることが期待ができるため、投資家目線でも注目度が高いです。

スタートアップ企業とベンチャー企業の違い

スタートアップ企業とベンチャー企業はどちらも「新しい事業に取り組む企業」であり、似た言葉として捉えられますが、両者にはビジネスモデルや出口戦略などの違いがあります。

スタートアップ企業が今までにない新しく革新的なビジネスを生み出すのに対し、ベンチャー企業は既存のビジネスモデルを行う場合もあるのが特徴です。

出口戦略についても、スタートアップ企業が短期的にM&AやIPOを目指すのに対し、ベンチャー企業は中長期的に黒字の継続を目指すため、経営のスピード感も異なります。

引用:freee

スタートアップ企業は、具体的には以下のような特徴が挙げられます。

スタートアップ企業の特徴

  • 革新性:新しい技術や独自のビジネスアイディアで市場のニーズに応える
  • 成長志向:急成長を目指すため、スピード感を重視した運営が基本
  • リスクとチャンスが共存:事業が安定するまでにはリスクも伴うが、大きな成長機会も期待できる
  • 柔軟な働き方:多くのスタートアップでは、フラットな組織やフレキシブルな働き方が可能

転職やキャリアの目的、自分が活躍できる条件を明確にする

スタートアップ企業を探す前に、まず自分のキャリア・転職の目的及び、何を目指しているのか、自分が活躍できる条件を明確にしましょう

これらをはっきりさせることで、企業選びの際に判断基準ができます。以下のような問いを考えてみると、目的が明確になります。

キャリア・転職の目的を整理する質問

  • 転職の目的:スタートアップでの経験を通じてどんなスキルを身につけたいのか?また、成し遂げたいキャリアゴールは何か?
  • 価値観の一致:自分の価値観やビジョンに合った企業であるかどうかをどう見極めるか
  • 長期的な展望:スタートアップでのキャリアを通じて何を達成したいのか、キャリアアップや成長の機会をどう捉えているか、自分自身が長期的に活躍できる環境か

このような自分自身の棚卸しをする際には、キャリアや転職の良書が役立ちます。

スタートアップ企業探す方法

雑誌やウェブサイトの特集で探す

スタートアップ業界を紹介する雑誌やウェブサイトには、最新のトレンドや注目企業が特集されています。業界ごとの最新動向を把握するためにも、これらの特集記事を活用しましょう。

  • 業界別の特集:注目のスタートアップや資金調達に成功している企業の特集記事
  • リーダーのインタビュー:企業のビジョンや経営者の考えを知ることができる
  • イベント情報:スタートアップ関連のイベントやカンファレンスで最新情報が得られる

雑誌

  • Forbes JAPAN
    Forbes JAPANでは、日本の有望なスタートアップや起業家を取り上げる特集が頻繁に組まれています。「日本発スタートアップ100選」を発表しており、また、経営者インタビューも豊富で、リーダーの考え方やビジョンを深掘りする記事も多く掲載されています。
  • 日経ビジネス日経新聞
    スタートアップから大企業まで幅広く網羅しているため、特集号ではスタートアップの新しいトレンドを知ることができます。特に日経新聞では「NEXTユニコーン調査」を発表しており、資金調達や業界動向に関する情報も豊富で、スタートアップ業界の最新情報をつかむのに役立ちます。
  • 東洋経済
    東洋経済もスタートアップ特集を定期的に行い、「すごいベンチャー100」(ここではスタートアップという意味でベンチャーが使われているようです)や、最新のビジネストレンドや注目のスタートアップ企業を紹介しています。

ウェブサイト

  • BRIDGE(ブリッジ)
    日本国内のスタートアップのニュースや資金調達情報に特化したメディアで、スタートアップ企業へのインタビュー記事やリーダーの考え方、ビジョンに迫る内容も豊富です。また、投資家インタビューやスタートアップ支援の最新情報も発信しているため、業界のトレンドを広く把握するのに役立ちます。
  • STARTUP DB
    STARTUP DBは、日本のスタートアップ企業の情報をまとめたデータベースです。また、日本のスタートアップに関するニュースもまとまっており、自分の関心のある分野から注目企業を絞り込むことができます。

LinkedInやウォンテッドリーで探す

LinkedInやウォンテッドリーなどのビジネスSNSでは、企業の情報だけでなく、社員のプロフィールや職場環境についても確認できます

特にウォンテッドリーはスタートアップに特化していることもあり、カルチャーマッチしやすい職場を見つけるのに役立ちます。

転職エージェント、サイトに登録・相談する

スタートアップ求人に詳しい転職エージェントに相談することで、企業の内情や業界の動向についてのアドバイスが得られます。また、スタートアップ特有の労働条件やスキルマッチングについても相談できるため、より効果的な転職活動が可能です。

転職エージェント・サイトを通じてスタートアップを探すメリット

  • 専門的なアドバイス:自身のスキルやキャリア目標に基づき、スタートアップ業界に精通したエージェントがサポート
  • 企業の内情を知る:公式サイトでは知ることが難しい、企業の実情や雰囲気などの情報
  • 面接対策:スタートアップ特有の面接対策や、評価されやすいスキルについてのアドバイスが得られる

私のように、大企業からの転職者は、もちろん自身で動いて探す努力をすることを前提として、加えて転職エージェントやサイトを通じて探すことをおすすめします。

理由としては、大企業社員はスタートアップに関する知見が乏しく、限られた時間で自分で集められる情報は、偏りが出てしまったり、自分自身の嗜好の範囲内の情報がどうしても多くなってしまう傾向があるためです

また、転職エージェントに相談することで、大企業経験者が適応しやすいスタートアップやポジションなどを紹介してもらえる可能性も高くなります。(実際、スタートアップの事業ステージによっては、大企業経験者を求めていることが少なくありません。)

<私がお勧めする転職エージェント・サイトはこちら!>

自分のキャリアや転職に合った企業を選択するポイント

スタートアップ企業にはそれぞれ異なる価値観や成長ビジョンがあるため、自分のキャリアに適した企業を見極めることが大切です。

企業の文化やビジョンを確認する

スタートアップでは、企業の文化やビジョンが仕事のやりがいやパフォーマンスに大きな影響を与えます。求人情報や企業のウェブサイト、社員インタビューなどから企業文化を確認し、自分がその価値観に共感できるかどうかを考えましょう

  • ビジョンと価値観の一致:企業のビジョンが自身のキャリア目標と一致しているかを確認
  • 働きやすい環境か:柔軟な働き方やフラットな組織文化など、自分が働きやすい職場かどうか

自分の強みと企業のニーズのマッチング

スタートアップでは、少人数のチームで幅広い役割をカバーすることが求められることが多いため、自分の強みがその企業でどのように活かせるかを考えましょう。特に、自分のスキルや経験が企業の成長にどのように寄与できるかを考えると、マッチングの精度が上がります。

  • 自分のスキルが生きるか:自分が得意とする分野が企業の成長に直結するかどうか
  • 企業の求める資質と自分の強みが合うか:求められる資質が自分に合っているかを確認

企業の将来性とリスクを見極める

スタートアップにはリスクがつきものですが、成長性がある企業は自分のキャリアアップにも貢献します。以下のポイントを基に、企業の将来性とリスクを見極めましょう。

  • 資金調達状況や収益構造:資金調達の成功や収益の安定性が企業の将来性に影響を与える
  • 経営陣のビジョンとリーダーシップ:経営者のビジョンが現実的で、組織をリードできるかどうか
  • 市場の競争状況:参入している市場の競争が激しすぎないか、または競争優位性があるかどうか

私の体験談

私自身は初めての転職は失敗してしまったため、それを踏まえて、3社目をどのように探したのかを事例として紹介します。

<私が初めての転職に失敗してしまった理由の解説はこちら>

3社目を探す際には以下を軸としました。

  • 自分自身の特性を踏まえ、対面で仕事ができ、大きな裁量が持てるスタートアップ企業(つまり地元のスタートアップ企業)
  • これまでの自分自身の経験が活かせる業界(新卒で入社した大企業と同じ、もしくは関連する業界)
  • リスクがあっても、市場規模拡大等の将来性があり、苦労があるのが当然の中でも自分自身の持ちモチベーションが上がり、エネルギーが出るであろう事業内容

上記の軸を踏まえ、まずは雑誌やネットで探しましたが、地方ということもあり、あまり有力な企業は見つかりませんでした。

次に私は、転職エージェントとサイトに登録し、担当者に面談等で条件をお伝えしながら探した結果、現職の企業を見つけることができました。

実は私が転職先を探していた際には、現職の企業からは、公式には私の職種である人事は募集ポジションが公開されていませんでした。

しかし、転職エージェントが直に「有望な人がいるがポジションはないか」と、企業に問い合わせをしてくれたところ、実は近々ポジションを公開しようとしていたことが発覚し、応募しました。

その後はトントン拍子に選考が進み、自分自身の軸にあった企業に入社することができました。

まとめ|スタートアップ探しは情報収集と目的の明確化がカギ

スタートアップ企業でのキャリアの成功のためには、そのスタートアップに将来性があるかということはもちろんですが、加えて「自分が何を求めているか」を明確にし、情報収集を徹底することがカギとなります。

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