こんにちは!人生の旅人です。
私は、30代中盤で妻・子供もいる中で、地方の大企業→東京のスタートアップ→地方のスタートアップへの転職を経験。本業では、新卒から一貫して人事をしています。
「大企業を辞めるなんてもったいない」。
実際に私が大企業からスタートアップへ転職すると決めたとき、この言葉を多くの人から言われました。両親、義理の両親、そして妻からも「なぜ?」と何度も聞かれました。
確かに、大企業で働き続けることには多くのメリットがあります。しかし、私自身は、大企業に「何も考えずにしがみつく」ことは、リスクも大きいと感じましたし、今も感じています。
大企業を辞めることはやっぱりもったいないんじゃないかな…?
この記事では、実際に大企業を辞めた私が考えたこと、実際に退職してみてわかったことについてお話しします。
大企業を辞めるのは本当にもったいない?
一般的に、大企業には以下のようなメリットがあるとされています:
- 安定した雇用:経営が安定しており、給与や福利厚生が充実している。
- 社会的信用:銀行や住宅ローンの審査で有利。
私もこれらの恩恵を実感していました。それでも辞めた理由の一つは、「この安定の裏に潜むリスク」に気づいたからです。
何も考えずに大企業で働きつづけることのリスク
私自身は、何も考えずに大企業で働きつづけることは以下のリスクがあると感じています。
自分でキャリアを決められないリスク
大企業は規模が大きい分、部署や役割が多岐にわたりますが、異動はあくまで会社が決めることであるため、キャリアの方向性を自分で完全に決めるのは難しいことが多いです。
私も異動希望を出せる制度を利用しましたが、希望がすべて叶うわけではありません。
特に、自分のやりたい仕事が会社の方向性と合致しない場合、どれだけ頑張っても異動は難しいと感じました。
専門性・スキルが限定されるリスク
大企業では、独自の仕組みやプロセスに適応するスキルが求められることが多いです。
しかし、そのスキルは他社や業界全体ではあまり通用しない場合があります。
たとえば、社内専用のシステムやフローに精通していても、転職市場での評価は限定的です。
大企業でも安泰とは限らないリスク
かつて「倒産しない」と言われていたような大企業でさえ、経営危機に陥ることがあります。
- 経営危機となった事例
- 外国企業に買収された事例
こうした事例を見ると、大企業だからといって完全に安泰ではないことが明らかです。
終身雇用の崩壊と転職市場の活発化
終身雇用が当たり前だった時代は過去のものとなりつつあります。
現在、転職市場は活発化し、経験やスキルを持つ人材にとっては新しいキャリアの選択肢が広がっています。
私が大企業を辞めてわかったこと
実際に大企業を辞めて、転職を経験したこと、スタートアップで働くことを通じて、私自身は人生・キャリアの幅が明確に広がったと感じています。
具体的に良かったことは以下の通りです。
キャリアやスキルの棚卸しができた
転職活動を通じて、自分の強みや弱みが明確になりました。
- 強み:問題解決・企画力、リーダーシップ
- 弱み:世間一般で通じる特定の専門知識、スキルが浅いこと
これにより、転職後に「何を伸ばすべきか」を具体的に考えられるようになりました。
「実際に転職できる」を体験できた
転職活動を通じて、実際に転職を実現したことは、大きな自信につながりました。
「この会社がダメでも、自分は何とかなる」という安心感が得られたのです。
多様な環境で働ける自信を得た
大企業とスタートアップの両方で働いた経験から、それぞれの環境に適応できる力を身につけました。
この経験は、今後のキャリア形成においても、「大企業とスタートアップのどちらでも働ける」という、大きな武器になると感じています。
大企業を辞める際に考えておくべきこと
明確なキャリア設計を持つ
大企業を辞める理由を明確にし、「次に何をしたいのか」を具体的に考えておくことが重要です。
経済的な準備をする
転職後は収入が一時的に減る可能性があります。私の場合、副業や投資を通じて年収の補填を計画しました。
家族の理解を得る
家族がいる場合、大企業を辞めることは生活全体に影響を与えます。私は妻と何度も話し合い、納得してもらうプロセスを大切にしました。
まとめ
確かに「大企業を辞めるのはもったいない」という考え方には一理あると思います。
しかし、それだけにとらわれていては、人生やキャリアの可能性を狭めてしまうリスクもあります。
大企業を辞めることを考えている方には、ぜひ「何も考えずにしがみつくことがリスクになる」という視点も持ってほしいと思います。
私自身、転職を通じて新しいキャリアの可能性に気づくことができました。この経験が、この記事を読んでくださる皆さんの参考になれば幸いです!
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