こんにちは!人生の旅人です。
私は、30代中盤で妻・子供もいる中で、地方の大企業→東京のスタートアップ→地方のスタートアップへの転職を経験。本業では、新卒から一貫して人事をしています。
前回の転職記では、なぜ私が大企業を辞める決断をしたのかをお話しました。(前回の記事はこちら)
今回のテーマは、「どのように転職活動を行ったのか?」です。
今までずっと大企業で働いてきたし、転職活動をどうやって進めたらいいかわからないし、不安だよ…
今回は、私がどのように転職活動を進めたのかを、まずはざっくりとお話しします。
まずは転職活動とは?を知り、転職活動の軸を決める
30代にして初めての転職活動を経験する私がまずやったことは、
- 数冊の書籍を読んで、「転職活動とは?」を知ること
- 転職活動の軸を決めること
でした。もともと私は本を読むのが好き&読む習慣があったので、結果的に書籍を使いましたが、ここは好みによって、
- ネットで調べる
- ポッドキャストを聴く
など、他の方法でも全く問題ないと思います。
ただ、一点気をつけたいのは、一つのソースだけの情報を鵜呑みにしないことです。
転職活動に対する考え方は本当に人それぞれなので、いくつかのソースに触れて、自分にあったものを見つけることをオススメします。
エージェントに登録
次は色々調べた上で、転職エージェントに登録しました。
主に使ったエージェントは、以下の3つです。
- リクルートエージェント
- JACリクルートメント
- (厳密に言うと転職サイトですが)ビズリーチ
個人的に良かったと思うのは、登録するエージェント・サイトをある程度絞ったことです。
当然、エージェントによって扱っている求人は異なりますが、重なっているものも多数ありますし、あまり沢山登録してしまうと、沢山メールや電話が来る&それへの対応が必要になると言うデメリットがあります。
ちなみに、この時はお恥ずかしながら知らなかったのですが、スタートアップ転職特化型のエージェントもあります。
ただし、仮に私のように大企業からスタートアップへの転職を志望している場合でも、スタートアップ転職特化型のエージェントだけで転職を進めることは、個人的にはオススメしません。
というのも、上記で紹介したような総合型のエージェントだと、大企業、スタートアップ両方の求人があり、それぞれを比較しながら転職活動ができるためです。
もちろんスタートアップ転職特化型にしかない求人もあるため、スタートアップ転職を強く志望する方は、総合型エージェントとスタートアップ特化型エージェントを併用するのがいいのではないかと思います。
リクルートエージェント
リクルートエージェントを選んだ理由は、大手ですし、新卒で就職活動の時にリクルートを使っていたため、就職・転職というイメージが強かったことが大きかったです。
登録してみた実感としては、最初のご担当社は正直あまり対応が良くなかったのですが、担当を変えてもらったあとは、
- 転職活動はどのように進めるのがよいか?
- これまでの経歴を踏まえると、どういったところなら転職できそうか?
- 条件はどうなりそうか?
- 履歴書や職務経歴書の書き方
- 面接の回答の仕方
を丁寧に教えてもらうことができ、また、優良求人を紹介していただけてとても助かりました。
JACリクルートメント
JACリクルートメントを選んだ理由は、「ハイクラス転職に強い」ということです。
実際に、自分の軸とは異なるものも含め、非常に魅力的な企業を紹介していただけました。
また、時には面接に同席していただいたり、事前にその企業のポイントや面接担当者の方の傾向など教えていただくこともあり、丁寧な対応がとてもありがたかったです。
ビズリーチ
ビズリーチは、正直「テレビでCMを見ていたから、なんとなく」という理由が最初でしたが、結果的には登録して良かったです。
リクルートやJACリクルートメントは、いわゆるエージェントなので、基本的にその会社が扱っている会社しか紹介がありません。
一方で、ビズリーチは転職サイト、かつ様々なエージェーントがビズリーチの中で採用活動をしているので、ビズリーチに登録するだけで、複数のエージェントに登録したようなスカウトや紹介がありました。
ただし、以下のデメリットもあります。
- 紹介される求人が玉石混交
-自分の条件に合わない求人や、すでに登録しているエージェントからも重複して連絡があった - とにかく連絡が多い
個人的には、沢山の求人の事例を見ることで、転職活動の実態を見ることができたため、登録して良かったなと思っています。
履歴書、職務経歴書の準備
何気に苦しんだのが、転職活動に必要な書類の準備です。
履歴書
履歴書は事実を書けばいいだけですし、その中にある志望動機も新卒時の就職活動ほど重要視されない印象だったので、自分の想いを正直に書いていました。
(実際に今の会社で私自身も採用候補者の選考をしていますが、志望理由はどうとでも書けますし、ほとんど重視していません)
職務経歴書
一方で、書くのに苦労したのが職務履歴書でした。
転職活動が初めてだったこと、それまで職務経歴書を書いたことがなかったので、最初はただ自分の経験した業務を羅列しただけになってしまった記憶があります。
その時に、エージェントの担当者の方の指導から学んだ記載すべきポイントは以下です。
- 具体的に達成したこと、実績
- 自分が主体的に取り組み、工夫したこと
- 周囲をどのように巻き込んだか
また、重要なのが、上記を相手に伝わるように記載することです。
例えば、自身の現職の社内用語を沢山使っていたり、文章が整理されていないと、自分がポイントを踏まえて記載していると思っていても、相手には伝わらないケースがあるので、注意する必要があります。
面接
書類選考を無事通過すれば、面接に進むことになります。面接の回数については、
- スタートアップだと2〜3回
- 大企業だと3〜5回
でした。(もちろん会社やポジションによって異なるので、必ずしもスタートアップか大企業かで厳密に分けられるものではありません)
当たり前ですが、新卒での就職活動と異なるのは、「あなたは何ができるのか?」を深掘りして聞かれるということです。
なので、職務履歴書に書いた以上に、自分が経験してきた業務について、
- どのような課題があったか
- 課題を解決するために、どんな想いで、どのようなゴールを設定したか
- どのようなプロセスで仕事を進めたか
- どのように周囲を巻き込んだか
- どのような工夫をしたか
- 特に難しかったことは何か、今もう一回やるとしたらどのように解決するか
- 反省、学び、自身が身につけたことは何か
などを、しっかり振り返って、言語化しておくことが重要です。
キャリア採用の場合は、採用側の企業が求めるのは、「採用したら期待している業務で成果を出してくれるのか?また、成果を出し続けてくれるのか?」=「成功の再現性」です。
それを「自分が実現できる」と示すために、入念な準備が必要です。
内定、オファー、条件交渉
面接を無事通過すれば、内定し、オファーされることになります。
多くの場合は、オファー面談という、企業側が想定している労働条件を提示する面談が実施されます。
もちろん、労働条件(給与や入社時期など)に交渉の必要があれば、面談時や面談後に交渉することは可能です。
ただし、企業側も妥協できるラインがあるので、交渉したからと言って必ずしも成功するわけではありません。お互いが条件が合わず、最悪の場合は、内定が取り消しされることもあります。
交渉の上、お互いの条件が合えば、内定通知書に同意(オンラインシステムで同意をする場合が多い)して、晴れて入社に向けて、手続きを進めていくことになります。
まとめ
転職活動全体を通して、初めての転職となる方は特にエージェントに登録することをオススメします。
それは、自分自身だけで調べて進めるよりも、はるかに多くの情報、効率的・効果的な進め方を教えてもらえるからです。
ただし、気をつけたほうがいいと思うのは、やみくもに登録してしまうと過剰に連絡が来て、エージェントとのやり取りだけで転職活動に疲弊してしまう可能性があるので、注意しましょう。
自分に合ったエージェントはどこなのか、ある程度調べて、増やすにしても少しずつ増やすのがよいと思います。
今回の記事は、いかがだったでしょうか?
「転職活動ってどう進めるの?」と不安がある方に、ざっくりと転職活動の進め方が伝われば幸いです。
次回は、「スタートアップへの転職活動のリアル・苦労」についてを書きたいと思います。
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