【スタートアップ転職記#1】30代で大企業を辞めた理由

私のスタートアップ転職記
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こんにちは!人生の旅人です。

私は、30代中盤で妻・子供もいる中で、地方の大企業→東京のスタートアップ→地方のスタートアップへの転職を経験。本業では、新卒から一貫して人事をしています。

悩める大企業社員
悩める大企業社員

せっかく大企業に入社したけど、本当にこのまま働き続けていいのかな…

大企業を辞める人も最近多いけど、どういう理由で辞めているんだろう?

人生の旅人
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同じ悩みを持つ方も多いと思うので、私が大企業を辞めた理由をお話しします。

この記事でお伝えしたいこと
  • 私自身、大企業に入れたこと・働けたことには心から感謝している
  • 一方で、大企業では自分自身が理想とするキャリアを実現するのは難しい

前提として、大企業に入社できたことは本当に良かったし、感謝の念が大きい

理由をまとめると以下の通りです。

大企業に入社してよかったこと
  1. 日本や社会に貢献しているという実感を持ちながら働くことができた
  2. 社会人としての基礎に加え、今後も使える武器である問題解決能力を身につけることができた(手厚い育成体系のおかげ)
  3. 同じ志を持つ優秀な仲間と出会えた

私が新卒で大企業に入社した際の想いは以下の2つ。

  1. 自分が生まれたこの日本をもっと元気にすることができる。日本がもっと世界から必要とされる国になることに貢献できる企業で働きたい。
  2. その企業の中で働くことによって、(企業の看板がなくても)社会で「一人の人間」として活躍できる実力を身につける。

この想いは間違いなく実現しました。

日本や社会に貢献しているという実感を持ちながら働くことができた

私が入社時に持っていた想いの一つ目の原体験は、大学を休学して訪れた東南アジアでの体験です。当時その国の町中はバイクで溢れていて、車がやっと少し走り始めたような状況でした。そんな中でもバイクは、ホンダ、カワサキ、クルマはトヨタ。他にも街の至る所にCANONなど、日本企業の看板が沢山ありました。

現地の人に、自分が「日本人だ」というと、必ずと言っていいほど「日本製品は素晴らしい。日本もすごくいい国だ。」と言われました。その体験から、自分が日本人であることに本当に誇りを感じし、もっと日本をいい国にしたいという想いを持ちました。

結果的には、働く中で、自分の会社の名前をテレビや新聞で見ることも多かったですし、自分が携わった・リードした仕事が新聞やテレビで報道されることもあり、「日本を元気にすることに繋がっているな」と実感しながら働けてたことは、とてもやりがいに繋がっていました

社会人としての基礎に加え、今後も使える武器である問題解決能力を身につけることができた(手厚い育成体系のおかげ)

大企業では手厚い研修とOJTが行われます。

また、年齢の近い先輩や直属の上司だけにとどまらず、「組織」としてみんなで若手を育成するという仕組み・風土ができており、情報の整理の仕方や従業員の声を聞くことの大切さ、納期を必ず守って仕事することなど、社会人としての基礎を「武器」として、間違いなく身につけることができました

基礎的なことがしっかり身についている、そして徹底できる人というのは、実は世間ではそう多くないことをスタートアップに来て感じています。(例えば、納期を守る意識が弱い人はたくさんいるr)

加えて、スタートアップに来ても特に役立っているのが、「問題解決能力≒企画力」です。

またこれはどこかで詳しく書きたいと思いますが、自ら課題を発見し、あるべき姿を設定し、そのギャップに対して解決策を立案・実行し、仕組みまで落とす。

大企業では当たり前に行われていた、「問題解決≒企画」ができる人というのは、世間では実は少ないということを学びました。

同じ志を持つ優秀な仲間と出会えた

「日本を元気に」という同じ志を持ち、さらに一人ひとりが非常に優秀な能力を持つ上司、同僚、後輩に出会えたこと

これが何より人生の財産となっています。

大企業を退職した今でも、もちろん会社関係なく、「日本を元気に」という同じ目的に向かって、刺激をくれる仲間を本当に尊敬していますし、感謝しています。

では、なぜ30代で大企業を辞めたのか?

まとめると以下の理由です。

大企業を辞めた理由
  1. 大きな会社にいるからこそ感じる「歯車感」「裁量性の無さ」
  2. 「この会社以外で活躍できる能力、専門性を身につけられているのか?」という不安
  3. 自分のキャリアを自分でつくれない(異動は会社の専権事項)
  4. 「外の世界を見てみたい、チャレンジしてみたい」という想い

これまで記載してきた通り、大企業に入れて本当によかったと心から思っていますが、一方で自分が望むキャリアを歩むことは難しいと実感したのが正直なところです。

大きな会社にいるからこそ感じる「歯車感」「裁量性の無さ」

私自身、辞める前のタイミングで社内にも社外にも影響力が強い仕事をしていたということが大きかったですが、具体的に言うと、

  • 自分のチームで欠員が出て補充をお願いしても切迫感が伝わらず、要員の補充がされない=2〜3人で行っていた業務を一人で回さなければいけない状況に追い込まれる
  • 自分が想いを持って企画した仕事でも、役員や社長にまで行く時には、あらゆる関係者の意見が入り、どんどん自分の想いや意見は消えていく。(もっと悪い場合だと、保守的なものになっていく)

といった状況でした。

さらには、私自身、部長や役員に近い立場で仕事をさせていただいたからこそ、「例え運良く、自分が部長や役員になれたとしても、それ位の裁量しかないのか…」と、将来が見えてしまったことも大きかったです。

「この会社以外で活躍できる能力、専門性を身につけられているのか?」という不安

大企業では既に多くの業務が仕組み化されていることが多く、自分で0から企画するということは多くありません。

もちろん新しいことを企画することもありますが、既に部長や役員が頭に描いていることを形にし実行に移すということが多い印象です。また、大企業には既にその分野で知見がある人がいる場合が多く、世間で通用するフレームワークや事例を”自分で、もがきながら”調べたりすることも多くありません

さらには、大企業では業務が縦割り化していたり、関係者が多いことから、いわゆる「調整」、悪く言うと「社内政治」が業務の大部分を占めることも少なくありませんでした。

自分のキャリアを自分でつくれない(異動は会社の専権事項)

もちろん0ではありませんが、大企業では基本的に異動は会社が決めるもの。

自分自身が高めたい専門性を踏まえ、異動希望を出すことはもちろんできますが、それが毎回実現するというひとは少ないのが実態です。

「外の世界を見てみたい、チャレンジしてみたい」という想い

上記の大企業のネガティブな側面を感じたことに加えて、最後に自分を後押ししたのがこの想いでした。

新卒で働き始める時に、「(企業の看板がなくても)社会で『一人の人間』として活躍できる実力を身につける。」という想いを持っていたことは、先述した通りです。

当時、私は30代中盤に差し掛かっており、「35歳を超えると転職しづらい」と世間的にも言われていることから、自分自身にとっても「転職できる最後のチャンスかもしれない」と思い、辞める覚悟を決めました

まとめ

繰り返しになりますが、私自身、大企業に入社し働くことができたことには心から感謝しています。

一方で、大企業という特性上、「自分自身で自分のキャリアをつくっていくということが難しい」ということは、心から実感し、退職することを決めました

私が悩んだことは、きっと多くの大企業で働く人が、一度は悩んだことがありますよね。

次回は、転職を決意後、どのように転職活動を進めたのかを書きたいと思います。

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