私は、30代中盤で妻・子供もいる中で、地方の大企業→東京のスタートアップ→地方のスタートアップへの転職を経験。本業では、新卒から一貫して人事をしています。
スタートアップに転職した後の最初の6ヶ月間は、成功の鍵を握る重要な期間です。
この時期にどれだけ環境に適応し、成果を出せるかで、今後の評価やキャリアが大きく左右されます。
転職後も活躍して評価されるためには、どのように動くことが求められるんだろう…?実態が見えず、不安…。
本記事では、私自身の失敗を踏まえた、スタートアップで評価されるための心構えと、6ヶ月以内に実行すべき具体的なアクションを解説します!
前提:スタートアップで活躍するための心構え3選
大企業出身者がスタートアップで活躍するためには、適応するための心構えを持ち、実践することが非常に重要です。
具体的には以下の通りです。
アンラーニングする
大企業で培った知識や経験はもちろん武器になりますが、同時に「そのやり方が正しい」という思い込みが邪魔になることも。
スタートアップでは柔軟に考え、これまでの固定観念を捨てる(アンラーニングする)ことが重要です。
- 過去の成功体験に固執しない
スタートアップのスピード感や文化に合わせて、新しいアプローチを模索しましょう。
上下関係にとらわれない謙虚な態度でいる
スタートアップではフラットな文化が一般的です。「大企業出身者」という立場で上から目線になると、周囲との溝が生まれます。
- チームメンバーとして協力的に働く
年齢や職歴に関係なく、謙虚に誰とでも同じ目標に向かって進む意識を持ちましょう。
任されたタスクを迅速かつ確実に実行する
スタートアップでは結果を出すスピードが評価されます。小さなタスクでも、迅速にこなすことで信頼を得ることができます。
- 「まずやってみる。70点でいいのでやり切る。」を優先する
完璧さを求めるより、迅速なアウトプットを心がけることで次の機会が増えます。
転職後6ヵ月以内にすべきこと5選
1ヵ月以内にすべきこと2選
転職後1ヶ月では現状の理解と、信頼関係の構築が非常に重要です。
焦らず、一つひとつ理解し、成果を上げていきましょう。
徹底的な現状理解と上司との期待値のすり合わせをする
- 企業の現状を把握する
スタートアップの課題や目標を把握し、自分がどう貢献できるかを見極めます。 - 上司との期待値をすり合わせる
初期段階で上司と具体的な期待値を確認することで、ズレのないスタートを切れます。自分が安心して働く意味でも重要です。
任されたタスクを即実行し、改善提案をする
- 小さな成果を積み上げる
例えば、「データ分析レポートを迅速に作成」「業務効率化ツールの提案」など、具体的な改善案を出しましょう。スタートアップでは「実行と成果」が求められます。入社したばかりでも、信頼関係を作る意味で少しずつ成果を出していきましょう。
3ヵ月以内にすべきこと2選
スタートアップでは1ヶ月を過ぎてくると、「もう1ヵ月経ったよね」と見られるようになります。
また、3ヵ月近くなると、周囲の誰もが「もうあなたは一定期間働いた一人の担当者だよね」と見られるようになります。「まだ3ヵ月」とは誰も見てくれません。
こういった状況は大企業とはだいぶ異なると思いますが、現実を受け入れる必要があります。
自主的なプロジェクトで成果を出す
- 例えば経験のある業務に集中して、成果を出す
自分が得意な分野で小規模なプロジェクトを成功させ、信頼を築きます。
自身の業務の全体像・方向性を整理し、合意を得る
- 自身(リーダーであればチーム)の方向性を明確にする
課題を洗い出し、解決に向けた行動計画を作成します。上司やメンバーと合意を得た上で実行に移しましょう。
6ヶ月以内にすべきこと
経営陣に名前を覚えてもらえる業務で成果を出す
- 会社全体に影響を与えるプロジェクトをリードする
たとえば、私の場合は、会社のValue(行動指針)を再定義するプロジェクトに関与することで、存在感を示しました。こういった大きな業務で成果を出すことで、経営陣にも認知され、その後の業務が進めやすくなります。
まとめ|転職後は謙虚にアンラーンしつつ、スピード感を持って成果を出す
スタートアップで評価される人材になるためには、初めの6ヶ月が勝負です。
企業文化に馴染みつつ、小さな成果を積み重ねることが信頼の基盤となります。
そして、柔軟な姿勢と積極的な行動を心がけることで、スタートアップでのキャリアを充実したものにすることができるでしょう!
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