こんにちは!人生の旅人です。
私は、30代中盤で妻・子供もいる中で、地方の大企業→東京のスタートアップ→地方のスタートアップへの転職を経験。本業では、新卒から一貫して人事をしています。
大企業からスタートアップへの転職は、多くの人にとって大きな決断です。
安定した環境や充実した福利厚生がある大企業から、スタートアップというリスクの高い未知の世界に飛び込むには、相応の覚悟と自己認識が求められます。
大企業からスタートアップに転職しても、後悔しない人ってどんな人なんだろう…。
今回の記事では、人事としての視点から見た「大企業を辞めてスタートアップ転職をしても後悔しない人の特徴5選」をご紹介します!
自分のキャリアに責任を持つ自立性のある人
まず最も重要なのは、自分で人生・キャリアの目標を設定し、自らの手でコントロールする努力をする、責任を持つ自立性を持っているということです。
大企業では、会社の中でのキャリアパスがある程度定められており、年次に応じてポジションが与えられたり、昇進が見込まれることが多いです。
しかし、スタートアップにおいては、誰もが自らキャリアを切り開く必要があります。
スタートアップでは、成長が早い分、環境が変わりやすく、企業側も全員のキャリアを個別に管理する余裕はありません。自分のキャリアに対して、誰も責任を持ってくれません。
具体例:
例えば「自分は何をしたいか」「どのようなスキルを伸ばしたいか」といったことを明確にし、企業内での成長機会を自分からつかみに行く姿勢が求められます。
スタートアップにおいては、大企業以上に、自分自身で次のステップを描くことが重要です。
自ら課題を発見し、整理し、自主的に解決までリードできる人
スタートアップは、そもそもこれから事業を成り立たせようという会社なので、今ある課題を全て把握して解決しようというところまで行き着けていないことが多いです。
そんな状況では、明確な指示がなくても自分で課題を発見し、それを解決するまでのプロセスをリードできる人が活躍します。
大企業であれば、スタートアップと比較して、社員も潤沢にいるケースが多いため、上司からの指示を受けて、自分が言われたことだけを着々と対応していればよかったかもしれません。
しかし、スタートアップでは、そもそも人が潤沢にいるケースは少ないのが実情です。
一人ひとりが「事業を推進させるために解決すべきことは何か?」を自ら考え、自主的に行動に移していくことが重要になります。
具体例:
社内や字組織ののコミュニケーションが上手くいっていないと感じたとき、その問題点を見つけ出し、改善のためのツールやプロセスを提案し、実際に導入まで持っていくような行動ができる人が成功します。
指示待ちではなく、自分から動けることが求められます。
他責思考ではなく、自分ができることを見つけて動ける人
スタートアップでは、環境やしくみが整っていないことも多いです。
その中で「自分ができること」を見つけて積極的に動ける人は、後悔することが少ないです。
逆に、会社や環境のせいにして、他人に責任を押し付けるだけの「他責思考」の人は、スタートアップの環境にストレスを感じ、後悔しやすい傾向にあります。
具体例:
スタートアップによっては、しくみができておらず、情報共有が適切にされないこともあります。
そんな中でも「情報が上から適切に共有されない」ではなく、「自分から情報を取りに行く」「情報共有のしくみを提案」することが必要です。
スタートアップでは、課題自体が多すぎて、どうしても後回しになってしまうものもあります。そんな時に、他責にして言い訳ばかりしている人は活躍が難しいでしょう。
業務分担が曖昧な中でも、三遊間のゴロを拾える人
大企業では、業務分担が明確であり、自分の担当業務外のことに関しては他の部署やチームに任せることが一般的です。
しかし、スタートアップではそれが通用しません。
業務分担が曖昧な中でも、自分ができることを見つけてサポートに回る「柔軟性」が求められます。
具体例:
あるプロジェクトが期限に迫っているがリソースが足りない場合、自分の担当業務ではなくても、そのプロジェクトに関わり、他のメンバーを助け、ひいては会社全体に貢献することにつながります。
後悔しない人は、自分の役割に固執せず、会社やチームの成功を第一に考え、動ける人です。
多様な価値観を受け入れ、尊重できる人
スタートアップには、多様なバックグラウンドを持ったメンバーが集まります。
異なる文化や考え方、働き方を持った人々が一緒に働くことになりますが、それを「違い」として捉えるのではなく、むしろ「強み」として受け入れ、尊重できることが重要です。
後悔しない人は、他者の価値観を理解し、協力し合いながら仕事を進められる人です。
具体例:
異なる業界から来た人や、リモートワーク中心の文化を持つチームメンバーと協力する際にも、その違いを理解し、適応していく姿勢が必要です。
コミュニケーションの取り方や仕事の進め方が異なっても、それを受け入れ、相手の強みを生かすことができる人がスタートアップでは成功します。
まとめ
大企業からスタートアップへの転職は、大きなリスクを伴いますが、それでも後悔しない人たちは、共通して強い自立性や積極性を持っています。
自らキャリアを切り開き、課題を見つけて解決し、他責思考に陥らずに自分で動ける人こそが、スタートアップの環境でも成功し、後悔することなく新しいキャリアを築いていけるでしょう!
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